メール配信システムって?
メールマーケティングを始めるにあたって、必要になってくるのが「メール配信システム」。会員やリードのアドレスを取得しているのであれば、今すぐ導入を検討した方が良いほど便利なシステムです。名前は良く聞くけれど、いったいどんなことができるシステムなのか?という方に向けて、詳しくご紹介します。
メール配信システムって?
一言でいうと、「一通のメールを大量の送り先に送ってくれるシステム」です。
メールの文面をコピー&ペーストして一通ずつ地道に送っていくのは大変ですよね。メール配信システムを使えば、メール文を一度作って送り先のアドレスを設定するだけで大量の送り先に一斉にメールを送ることができます。配信日時の予約も可能です。
メール配信システムには、色々な機能もあります。
どんな機能があるの?
(1)解析機能
メール配信システムには、解析機能がついています。中でも特に重要なのが「開封率」と「クリック率」。
前回、「メールマーケティングってどうやったらいいの?」の記事で、メールマーケティングは効果測定が重要とお伝えしました。
重要だということはわかるけれど、どうやって開封率やクリック率を計測したらわからない…という方が多かったのではないかと思います。
開封率は、メール配信システムを使えばほぼ自動的に開封数を計測して開封率を算出してくれます。とても便利ですよね。
クリック率は、メールに記載するURLに「パラメーター」という印をつける必要がありますが、つけること自体はそこまで難しくありません。
パラメーターさえつけていれば、システム側が自動でクリック数を計測してクリック率を算出してくれます。
その他にも、送ったメールのうち何通がしっかり相手に届いたかどうかのエラー分析ができる機能がついた配信システムもあります。
エラー分析を行うと、メールがきちんと届く相手にのみ配信することができるようになります。配信母数は減ってしまいますが、正確な開封率を算出することができます。
(2)ステップメール
「ステップメール」を配信する機能がついている配信システムも多いです。
ステップメールとは、複数のメールを一定のタイミングで順次配信する仕組みのことです。
1通目のメール配信後、最も良いタイミングで別の内容のメールを送ることで、信頼関係の構築やアップセルに繋げることができます。
(3)HTMLメールのカスタマイズ
メールに画像を入れたり、文字に色をつけるなど視覚効果の高いメールを送るには、HTMLメールでメールを作成することが必須になります。HTMLメールは開封計測もできるので、BtoC・BtoB共におすすめです。
しかし、「HTMLメールって難しそう…」「いけてるメールを送りたいけど、自分のスキルじゃ無理…」と思う方もいらっしゃるでしょう。
メール配信システムの中には、簡単にHTMLメールを作成することができる機能がついているものもあります。
テンプレートが豊富にあるものや、色やサイズを指定するだけでOKなものなど、種類は様々。HTMLの構成を変えてABテストをすることができるものもあります。
特別なスキルがなくても、視覚効果の高いいけてるメールが送れます。
(4)差し込み機能
メルマガを受信したとき、自分の名前やニックネームが入っているとちょっと嬉しくなりますよね。もちろん1人ひとりの名前を手入力しているわけではありません。
名前を1人ひとりに合わせて表示するのも、メール配信システムの機能の一つなんです。
ちょっとしたことかもしれませんが、この「ちょっとした気遣い」が、リードや会員との関係をぐっと近づけてくれます。
これらの機能は一般的なメール配信システムについていますが、マーケティング全体を網羅して計測することができるツールがあります。
MA(マーケティングオートメーション)です。
MAは、企業のマーケティング活動を自動化し、効率を高めるためのシステムのこと。その機能は様々で、「そんなことまでわかっちゃうの!?」と驚いてしまうようなものも。
MAについては、次回詳しくご紹介します。