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映像制作における企画書作成の3つのポイント

さぁ映像を作ろう! となっても、映像制作に慣れていないと、何を準備すればいいのかさっぱりわからないという方も多いのではないかと思います。その第一歩が企画書です。今回はこの企画書作成におけるポイントを解説いたします。

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映像制作に不可欠なモノ3つ

映像制作の事前準備(プリプロダクション)に必要なもの、それは、

1.企画書

2.シナリオ

3.絵コンテ

の3点です。

これから作ろうとしているモノ、存在していないモノをどうやって伝えるか? 映像を作る際に最も苦労することの一つが、関係者への説明です。予算の承認であれば上司や関係部署に説明する必要がありますし、制作を進めるにしても撮影するカメラマン、ディレクター、編集マンといった人たちにイメージを共有する必要もあります。この時に役立つのが、「企画書」「シナリオ」「絵コンテ」の3点セットです。

企画書作成のポイント3+4

企画書は映像制作における全ての指針になります。判断に迷ったら企画書に立ち戻ることになります。したがって、企画書をしっかりと作ることが映像制作の第一歩。斬新なアイディア、鋭い着眼点といったものも重要ですが、企画の枠組みが固まっていなければ独り善がりなモノにしかなりません。企画書には以下の項目を必ず入れるように意識してみましょう。

1.目的

→何のためにこの映像を作るのでしょうか? サービスを知ってもらう、商品を買ってもらう、ブランドのイメージを向上させる、キャンペーンを知ってもらい多くの方に参加してもらう、などなど。自分の中では「当たり前」なので言うまでもない、と思うかもしれませんが、他の人と共有する場合には必ず「目的」は必要になります。

2.ターゲット

→誰に映像を見てもらうのでしょうか? 既に商品を買ったことのあるなのか、全くサービスを知らない人に見てもらうものでしょうか? 今までの自社のターゲット層を対象とするのか、全く手を付けていなかったターゲットに発信してみるようとしているのでしょうか? 対象を意識することで、具体的なイメージがつかみやすくなります。

3.メッセージ

→映像にはどんなメッセージを入れるのでしょうか? ブランド向上の目的で、挑戦者の姿勢、立ち向かう勇気…を共感してもらう? この商品を使う人はオシャレ? キャンペーンに参加するとお得? 使い方はとってもカンタン? 感情に訴えかける場合もあれば、利益(ベネフィット)で引きつけるという場合もあると思います。

 

加えて、以下の4つの情報も加えると、より具体的でイメージのし易い企画書になります。

 

4.映像の利用用途

→制作した映像はどこで流すのでしょうか? WebなのかテレビCMなのか、自社メディアなのか広告なのか、それともSNSでの拡散を意図したものなのか? ユーザーが真剣に見る場所なのか、はたまた流し見されてしまう可能性もあるのか? 映像の演出にも関わってきます。また、出演者(モデル)との契約や、映像に利用する音楽、写真素材の使用など、各種権利関係の許諾の際にも必要になります。

5.映像を作るに至った背景

→今回、どうして映像制作をしようと思い立ったのでしょうか? HTMLやテキスト、チラシやリーフレットではなく「映像」という手法を選んだ理由がきっとあるのではないでしょうか。ビジュアルでわかりやすく伝えたい、実際の利用シーンを見せたい、など「映像ならでは」の背景があれば、より具体的なイメージを展開しやすくなります。

6.映像を見た後のユーザに期待すること

→映像を見た後にユーザーに何をしてもらうのでしょうか? 商品を買ってもらう、店に来てもらう、Webから問い合わせをしてもらう、今すぐに使うことはなくても必要な時に自社の製品を思い出してもらえるようにする…など。ただ映像を見て終わってしまうのではなく、是非、次のステップを意識してみて下さい。

7.映像のコンセプト

→シナリオ、絵コンテ、実際の撮影や制作に進めるにあたって、映像のコンセプトを固めておくことは非常に重要です。ユーザーに課題意識を植え付けてそれを解決するソリューションを提示する、サービスを買うことで今まで以上に夢のある生活が実現できるのか、といった映像全体の方向性を描いてみましょう。また、具体的なイメージが有るのであればそれを言葉にしてみたり、写真やイメージを付けて形にしてみるのも良いでしょう。爽快感、清潔感、先進性…など、思いつくイメージを描き出してみて下さい。

 

企画書はとにかく書いて見せてみよう!

このように企画書の作成ポイントをあげてみましたが、まずは簡単なラフでもいいのでとにかく書いて、誰かに見せてみるのが一番です。わかり辛い部分がないか、イメージやコンセプトは正しく伝わっているか? 思ったように伝わっていないようであれば、どこが悪いのか、どう受け取ったかを指摘してもらいましょう。

この後に続く、シナリオ・絵コンテについては、次回以降、詳しく解説します。

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